なまぬるい世界は、知らない人ばかりでした。 陽射しは私の頬を焼き、重い足取りで向かうのは墓場。 ぬかるんだ地面は私を少しずつ飲み込んでいく。 声に出せなかったその言葉は、私のナカに深く深く奥深く、沈んでいきます。 そしてやがては消化され、私の中には影も形も残さないのでしょう。 視界が霞んで見えないのは、ジリジリと燃える太陽のせい? それとも涙で瞳が潤んでいるのでしょうか。 ・・・・・・・そういえば、涙など燃え盛る君のせいで枯れてしまったのですから、やっぱりさっき、彼に殴られたのが原因かもしれません。 現に、君の周りにはお星様が飛んでいます。 泣き出したい水曜日(君が褒めてくれた目は融けてしまいました) (20080906) |